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プロとは何か

今年の3月を最後に日本語教師の仕事を休んでいます(いや、本当は2年前の3月にお休み宣言したのですが、その後声をかけてもらって半年ほど教師をさせてもらったのです)。日本語教師の仕事から離れることにした最大の要因は、何足もわらじを履いている状態では「ちゃんとした教師」でいられないと思ったからです。詳しくは「教師でいるためのコスト」に書いているようなことです。感覚は人によりそれぞれでしょうが、少なくとも私はそう思いましたし、それは私にとってものすごく大きな問題だったのです。

最近、Webの仕事についても同じようなことが言えるのかなぁ、と思うようになりました。同業者と話したり、mixiのコミュニティに投げられた質問を目にしたり、あるいはブログを読んだりしていて、やっぱり「Webデザイナー」とか「Webの仕事してます」という人にもいろんなレベルがあるのだな、と感じることが増えたのです。

Webでプロを名乗るのに、特に資格や証明書はいりません。だから、自分で名乗りさえすればプロになれるわけです。また資格更新のようなものがない以上、ちょっとした実績や説明材料があればプロで居続けることもできます。だからこそ楽な方に流れて、自分をアップデートしないまま過ごしてしまいやすいのだと思うのです。

私は時々、自分自身にインタビューをします。今手がけている仕事について、自分のスキルについて、仕事に対する姿勢について、将来手がけたい領域について、自分がプロのWeb制作者として雑誌などのインタビューを受けると考えるのです。そこには「あなたは自分のことをプロだと言っているが、あなたの考えるプロとは何なのか」という問いが含まれます。自問自答して、まだまだ自信を持って発言するには努力が足りないなと思いながらも、その何割かは頑張れていることを都合よく解釈して、かろうじて自分をプロであることに踏みとどまらせている、そんな状況です。

あなたがプロであるかどうかは、あなたが決めること。それは、なかなかに重たい意味ではないかと思います。

明後日出るらしいMacBookの姿はいかに

いよいよMacBook Pro購入秒読み(まだかい)ということで、インナーケースの物色とか購入先選びとかをやってるんですが、巷は9日にMacBook(つまりiBookの後継)が発表されるとの噂で持ち切りなようです。

Think Secret - Briefly: MacBook's day this coming Tuesday [Updated]
続・早ければGW明けにも?近づく「MacBook」発表の噂 chika*station/ウェブリブログ

PowerBookかiBookか(今はMacBook ProかMacBookかとなるのでしょうが)で悩む際の私のポイントは、画面サイズ・値段・筐体デザイン、の3つです。今PowerBook G4の15インチ(チタニウム)をメインで使っているので、どっちを買っても性能の大幅向上は間違いないわけです。あまり持ち歩かないので、筐体サイズより画面の作業領域を確保したい。だから15インチかなぁと思うのですが、さて次は何インチのがくるか。

でも、もしMacBookのカラーバリエーションが出たら、そっちを買おうかなぁ・・・。iBookと同じ白だったらまず迷わないんですけど、やっぱり色とりどりってのは惹かれます。他のアップル製品でカラーバリエーションが出ていない(iPodのブラックやU2バージョンは除く)ので、出ればかなりサプライズですけど。

潜在的変身願望を満たすもの

「ITmedia ライフスタイル:日本の「パソコン」はどこへ行く?」を読んで思ったこと。確かに、AV機能を何でもゴテゴテ搭載するPCはやめて、機能を削った低価格PCを用途別に揃えるのがこれからの売り方、という結論には賛成。でも「実は既に一般ユーザーにとってパソコンは、『遊ぶもの』ではなくなってきているのではないか。」というのは、微妙に賛成じゃない。パソコンが実用品になったのは、日常の実用的な機能をパソコンがアピールしているからにすぎないと思うんです。番組予約みたいな他の家電でできることをパソコンでもやれる。メールやWebブラウジングはもはや日常の生活スタイルになった。だから現在、パソコンが日常の実用品であるわけですよ。
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アクセシビリティーについて

先日、WebコンテンツのJIS化に関する講演を聴いてきました。アライド・ブレインズの内田 斉さんのお話だったのですが、初心者向けではあるけれど非常に中身のあるものでした。
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ディスプレイの角度調整

私にとっての「快適なディスプレイ角度」は、ちょっと向こうに倒し気味な感じの角度、です。地べたに座りちゃぶ台を広げ、放熱用のチルトスタンドをかませてPowerBookG4を使う私にとって、それがベストな角度なんです。

この「快適なディスプレイ角度」は、人によって環境によって違うはずです。思い立って調べてみると、現行のApple製品は全てディスプレイの角度を調整することができる仕様になっています。ノート型はともかくとして、iMacは自由に首(ディスプレイ)を降らせることができますし、eMacも特製のスタンドで調整できます。シネマディスプレイもそうですね。
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Webデザイナーにとっての個人サイト

まず、最近私がよくアクセスしている、徳保隆夫さんの「趣味のWebデザイン」から、2つほど紹介します。
これを読んで考えたことを、以下に書きます。

Webが世に広く認知されたことによるメリットのひとつに、自分の作品を手軽に世界中の人に公開できる、ということがあります。文章でも、写真でも、音楽でも大丈夫。まぁ中にはWebサイトに載せにくい作品形態もありますし、サイトで気に入ってもらえたら改めて本物(原寸の写真とか絵とか非圧縮の音楽とか)を見てもらうという過程を経るわけですが、以前と比べれば発表の場が大きく広がったと言っていいと思います。

Webデザイナーは、アピールすべき作品がWebサイトですから、自らのポートフォリオサイトそのものが作品となります。いま見えているもの(Webサイト)が作品のすべてですから、サイト閲覧者はダイレクトに作品を評価できますし、記載されているメールアドレスなどですぐに作者に連絡を取ることができます。

これってすごく願ったりかなったりの状況じゃん!と以前私は思ったものでしたが、そう簡単でもないんですね。Webサイトが手軽な自己発信メディアであるがゆえに、Webデザイナーがプライベートなサイトを持つのを難しくする面もあるんです。
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文書作成ソフトの現状

先日、知人からWord以外で良い文書作成ソフトはないかと聞かれました。知人はWindowsユーザーなのでWordは持っているのだけれど、部内雑誌のようなものを作るのにWordは使いにくいから、ということでした。もっとも、そのWordの機能すら最大限使い倒せていないだろう知人のことなので、別のソフトに出費することにどれほど価値があるのかは疑問ですが、買うとしたらどんなソフトがあるのかと考えてみました。
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私的プレゼンのために〜3

前回から日が開いてしまいました。過去2回を先に読みたい方は以下からどうぞ。
私的プレゼンのために〜1
私的プレゼンのために〜2

PowerPointの対抗馬としてAppleが出したのが「Keynote」というソフトです。基本的にはPowerPointと目的を同じくするソフトですが、そのウリは「美しい」ということなんですね。確かに、Quartzと呼ばれるMacOS Xのレンダリングエンジンは見事だし、用意されているテンプレートも上品なものが多く、手軽に美しいプレゼン資料が出来上がりそうです。スマートガイドなど操作性が高いのも有利な点でしょう。
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こっちもいいよ。

A「コンピューター買おうと思ってるんだけど、何がお勧め?」
B「う〜ん、このiMacとかはどう?ノートならiBookとか」
A「え、もしかしてMacユーザー?」
B「そうやで」
A「なんか、MacユーザーってみんなMacをすごく勧めるよね」

毎度毎度交わされる会話ですが、先日もやってきました。
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CSSが教えてくれるもの

最近CSSを本腰入れて勉強しているのですが、当初の動機とは少し違った方向で「CSSでWebも面白くなってくるのでは」と最近は感じるようになってきました。

当初は、標準仕様に向けてHTMLのテーブルレイアウトがCSSに置き換わる、というぐらいにしか考えていませんでした。これは、サイトを作る言語が置き換わるからちゃんと対応できるようにしましょう、という意味合いです。でも勉強していくにつれ、そんなのは全くの誤解で、CSSにはすごくメリットがあることがわかってきました。音声読み上げを利用してブラウジングしている人たちを困らせなくてすむとか、SEO(検索エンジンに対する最適化)の効果で検索がより適切なものになるとか、ユーザーの利用しやすい環境にサイトをカスタマイズして閲覧できるとか、他のメディアで容易にデータを再利用できるとか、従来のHTMLオンリーではなし得なかったことができるようになるわけです。
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